- 言葉で人と企業を結ぶ -

んなから求められるプロになるために
クシーの種類と役割

公共交通機関の中でも社会のニーズに対応した輸送手段として

タクシーは重要な役割を背負っています。

高齢者や障がい者の外出の機会を支えることも社会的な使命です。

 

タクシードライバーとしてお客を運ぶ場合には

第二種運転免許が必ず要ります。

 

普通に取得する第一種とのちがいは、

学科試験で旅客自動車に関する内容が追加され、

実技試験の合格点が厳しく設定されていることなどがあります。

 

これは、お客を乗せて安全で快適に目的地まで送るために

高い運転技術が求められるからです。

ですから、第二種免許をもっている人は「プロドライバー」と呼ばれます。

 

私たちがよく見かけるのは駅前などに並ぶ“普通タクシー”です。

ほかにも種類がありますので、代表的なものあげてみましょう。

 

○観光タクシー

観光目的で利用できるタクシーです。

希望したコース・プランにそって案内してもらえます。

個人旅行の要望に応えてもらえやすいのが一般的なツアーとの違いです。

 

○乗合タクシー

9人以下のお客を乗せて所定の停車地やダイヤにそって運行する、

小さな路線バスのようなタクシーです。

 

○介護・福祉タクシー

障がいのある人や高齢者など、移動がたいへんな人々を対象としたタクシーです。

事業者によっては運転手にホームヘルパーや救命講習を取得させているところもあります。

 

 

気になるドライバーの給与は“歩合制”がおおくの会社で導入されています。

かんたんに言えば自分が稼いだ売り上げが給与に反映されるということです。

 

歩合制の中でもさまざまな給与形態があるので

気になる会社があれば調べてみましょう。

 

そんなタクシー業界ですが、

活躍の場は都会だけでなく地方の過疎地でも求められています。

今後はさらに、お客を目的地まで運ぶだけではない、

さまざまな役割を担っていく大切な仕事になることが予想されます。


全運転はいろいろ合格への近道

タクシードライバーになるおおよその流れは、つぎのとおりです。

 

1.面接

2.健康診断

3.地理試験(東京や神奈川、大阪などの指定地域で実施)

4.研修

 

はじめの面接についてですが、

最近では“自分の運転経歴”について聞かれるようです。

 

じつはタクシー事業者は運転者に対して

 

“安全運行に必要な技能と知識を習得させ、

他の運転者の模範となるべき運転者を育成するという重要な

役割を果たす責務を有している”

 

と国土交通省から指導されています。(国土交通省 安全教育マニュアルより)

 

違反点数の状況によっては“連続記録証明”が必要になることもあります。

自分の点数や事故歴がわからない人は、

警察署や駐在所、運転免許センターなどに置かれている申請用紙から

取得が可能です。

 

ちなみに、なにげない運転の中で違反となる例は以下のとおり。

 

・信号機のない横断歩道を渡ろうとしている人を無視

・車間距離をつめすぎる

・ウインカーを出さずに右左折

・高速道路で追い越し車線を走り続ける

 

よくみかける光景ですが、

違反点数1点または2点がとられるものです。

 

タクシードライバーを目指す人は“優良ドライバー”になるために

ふだんの運転からじゅうぶんに気をつける必要がありそうですね。

 

ところで、街中で荒々しい運転のタクシーを見かけたことはありませんか?

 

「すこしでも早くお客を見つけ、たくさん乗せて利益を上げる」

 

気持ちはわからなくもありませんが、

結果として会社も個人も損をすることにつながりかねません。

 

さまざまな天気・道路状況でもお客を安全に運ぶことに加えて、

気分よく乗ってもらうために技術や知識のほかにもマナーが大切になってきます。

 

その例は次でご紹介します。


められる大切なコト

タクシードライバーは話すことのない荷物を運んでいるわけではないので

とうぜん接客も求められます。

 

「時間帯による渋滞や裏道に詳しく、

時事ネタやお店の知識なども豊富でお客を楽しませるトークができる」

 

こんなスキルがあることは素晴らしいことです。

 

しかし、お客の誰もがトーク好きではありませんし

無口にちかいドライバーでもお客からの評価のよい人がいます。

 

ほんとうに必要なのは、どのようなことなのでしょうか?

 

乗る側からのアンケートによると、

「タクシーに求めること」で“安さ”より上位にくるのがつぎの4つです。

 

・運転手の態度がいい

・運転手が道に詳しい

・車内が清潔

・安全運転

(@niftyニュース 何でも調査団アンケートより)

 

とくに安全運転は女性から高く支持され、

優しい対応や心づかいは高評価につながります。

 

・1度乗ってくれたお客の帰り道を覚えていてくれた

・車内の清掃を念入りに行い、親子連れも快適なようにしてくれていた

・カゼをひいている様子を見逃さず、のど飴を差し出してくれた

・抜歯手術の帰り、普段よりもそっと優しく運転してくれた

 

以上はほんの一例ですが、

優しく心づかいができることは乗客の心をしっかりつかんでいます。

今後、個人を指名してくれる可能性も出てきます。

 

タクシーを“拾う”から“呼ぶ”傾向が少しずつ増えているそうなので、

指名してくれることは会社も自分の稼ぎもアップにつながります。

 

残念ながらタクシードライバーの態度の悪さを批判する声も多くあります。

だからこそマナーを身につけることは大切です。

 

専門的な知識の前に、一般常識と心づかいできるようになること。

目指す人は“プロドライバー”としての心をぜひ養ってください。

 

さらに乗る側もプロへの敬意を払えるようになるといいですね。

 

関連キーワードはこちら

…もっと見る


タクシードライバーサイトに関連する求人情報に興味のある方はこちらから関連企業一 覧もご覧下さい。
Indeedの求人

このページのトップへ