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アクセスが便利で医療施設が集まりがちな都市部に比べ、地方の不十分な医療体制はアフリカでも
深刻な課題になっている。その一例がケニアのLaikipiaやSamburu。首都ナイロビから200km以上も
離れたこれらの村には30万人の遊牧民が生活しているが、病院や医師が不足しているため、
多くの人々が十分な医療を受けられず疫病などに苦しんでいる。そこで、この課題の解決に向け、
ラクダと太陽光を使った往診サービスの取り組みが始まった。
僻地への往診には医師の同行のみならず、医療サービスに必要な機器や医薬品を運ぶ必要がある。
しかしながら、移動が困難という課題があった。そこで、アフリカ遊牧民の支援団体「Nomadic Communities Trust」
では1999年からラクダを活用した往診サービスをスタート。
ラクダは暑さや乾燥に耐える生理機能を持つため、砂漠地域やアップダウンが激しい道のりを
長距離にわたって移動する際、効率的な手段であることがわかったそうだ。
しかし、この”移動式病院”にはもうひとつクリアすべき課題があった。
それは、冷蔵が必要な医薬品やワクチンを、コストをかけずに安全に運ぶことだ。
米プリンストン大学と協力し、太陽光で動く冷蔵庫を開発し、これをラクダに背負わせて移動する方法を考えた。
このために設計された専用サドルは竹製で、ラクダに負担がかからないよう軽量化されつつ、
耐久性に優れたものになっている。また、太陽光パネルはラクダの背中に乗せて発電でき、
ここで発電されたエネルギーは冷蔵庫の動力のみならず往診先での医療機器の動力源にも活用する
仕組みだ。この取り組みは僻地医療のカタチとして世界で注目されており、
ケニアのみならずアフリカの他の地域やアジアの内陸部など、交通網が未発達でアクセスが難しく、
乾燥や暑さの厳しい地域において、この“ラクダの移動病院”は、有効な医療サービスのひとつに
なるだろう。また、交通網がマヒしやすい災害時においても、医療支援などの分野で応用できるかもしれない。
この取り組みは現在テスト段階だが、資金のメドが立ち次第、2010年内に本格始動する方針だとか。
ラクダさん、これからもガンバッテ!
(greenz.jp より)
現在、一般家庭でのソーラーパワー利用も拡大しています。
住宅の屋根に太陽電池モジュール(太陽光パネルとよばれている)を取り付け、発電した電力を
家庭内で消費する。足りない分は電力会社から買い、電力が余れば電力会社に買い取ってもらう
こともできるので、様々なところで普及しています。
・空き地を利用して太陽光パネルを設置し会社や工場で使用する。
敷地の形状や範囲にもよりますが、発電量を確保するために工夫して設置するようです。
・農地(畑)にパネルを設置し、そのパネルの下で作物を栽培する。
太陽の光がそれほど無くても育てられる作物を栽培し、発電した電力と、作物の収穫による売上
を見込んでいる。
とこのように太陽エネルギーを有効に活用し、生活に役立てている例もあるので
今後、どのような活用方法がでてくるのかとても楽しみです。
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