■総合職とは
総合職とは、将来は幹部候補として活躍を期待される職種の為、
営業や企画、経理など、さまざまな仕事やポジションを経験
しながら総合的なスキルを習得し、経験を積んでいきます。
将来的に中核を担っていく人材なので、会社の理念や意向に
沿った性格や人格の持ち主かどうかが重要。
企業の業務内容を包括的に理解してもらう為、職種転換が
行われる場合が多く、それに伴う異動や転勤が発生するのが
特徴です。
さまざまな役割を担い、経験を詰めるのが大きなメリットで、
多くのことに興味や関心がある方に向いています。
一方、ひとつの専門分野でその知識や技術の向上を目指したい
という方にはあまり向いていないと言えるでしょう。
一口に総合職といっても、事務系総合職と、技術系総合職に
分類されている場合もあります。
例えば、事務系総合職は、営業、企画、人事、総務、経理、
法務などの仕事を担い、一方の技術系総合職は、設計、研究、
生産技術、品質管理などの仕事を行います。
企業によっては分野の枠を越えた異動の可能性もあり。
■一般職とは
一般職とは、総合職を補助するポジションで、その名の通り
一般的な業務を行います。
事務職と呼ぶ企業もあり、原則として一つの業務のみを扱い、
マニュアルを見ながらできるシンプルな作業が多いのが特徴。
仕事の幅もそれほど広くないので、一つの作業を繰り返し行う
ことが嫌ではない方や、もくもくと作業を進めることが得意な
方に向いています。
総合職と違い、原則として転居を伴う異動はありません。
今は一般職でも、実力が認められれば本人の希望によって
一般職から総合職へとコース転換できる企業もあります。
また、総合職の補佐がメインなので、仕事内容も企業により
さまざまで、中には専門的な知識が必要となる場合もあるので、
就職や転職の際は、面接などでしっかり確認しておきましょう。
総合職と一般職の違いを述べてきましたが、簡単に言うと
「業務内容・出世スピード・給料・転勤の有無」この4点に
なります。
特に新卒の場合、どちらの道を進むべきか悩む方も多いと
思いますが、総合職と一般職の違いをしっかり理解し、自分の
将来をよく考えた上で、後悔のない選択をしてくださいね。
女性の社会進出も進み、総合職として働く女性も多く存在します。
しかし、結婚や出産によってライフスタイルが大きく変化する
こともある女性にとっては、キャリアアップできて給料が高い
総合職の方がいいとは一概に言えません。
そこで、女性総合職と女性一般職のメリット・デメリットは何か
見てみましょう。
<女性総合職のメリッ>ト
・給与が高い
・やりがいがある
・キャリアアップできる
・高所得の男性と知り合う機会が多い
<女性総合職のデメリット>
・残業時間が多い
・男性と同じく結果を求められる
・仕事の責任やプレッシャーが大きい
・仕事のために休日もなかなか休めない
<女性一般職のメリット>
・定時に帰れることが多い
・ほとんどの場合、ノルマが無い
・仕事内容が複雑ではない
・プライベートの時間を多く持てる
<女性一般職のデメリット>
・給与が低い
・ルーチンワークで退屈
・やりがいを見出せない
・昇進は限られていて、あまり上がらない
近年では出産や育児に理解を示す企業も増え、実際に出産・育児
を経て職場復職しているも女性も大勢いるようです。
あなたなら、総合職と一般職のどちらの道を進みますか?
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