■ソフトウェア開発技術者(SW)とは
情報処理技術者試験の1つ、ソフトウェア開発技術者試験に
合格した人に認定される国家資格。
コンピューターのプログラムの総称をソフトウェアと言いますが、
ソフトウェア産業は主に一般ユーザーを対象とするものと、
企業から受注を受けて開発するものに大別されます。
ソフトウェア開発技術者の仕事は、
一般ユーザーが直接利用できるアプリケーションソフトウェアと、
それらを効率的に動作させるミドルウェア、更にその
ミドルウェアを効率的に動作させるオペレーティングシステムの
3層に分けて考えることができます。
■必要な潜在能力
ソフトウェア開発に必要な能力は多岐にわたります。ですが、
その全てに通じていなければならないということはありません。
プログラミングの経験はもちろん必要ですが、苦手な人でも、
コミュニケーション力がある人ならソフトウェア開発の場で
貢献できます。得意分野が異なる複数の人が集まり、
プロジェクトを構成すれば、強力な開発能力を持つことが
できるでしょう。
ただ、1つだけ確かなことは、
ソフトウェアは論理から成り立つ表現物なので、論理的な思考が
できない人はソフトウェア開発に向いていないということ。
適当につじつま合わせをする人は事故の元になるのです。
■ソフトウェア開発の魅力
企業や社会のために役立つシステムを創り出すことが
最大の魅力だと言えるでしょう。
自分の能力を最大に発揮して、お客様が求めているシステムを
完璧に作り上げたときや、感謝の言葉をもらったとき、
完成したシステムが問題なく稼動していることを実感したとき
などに、やりがいや充実感、満足感を味わうことができます。
そして、基本設計や詳細設計書を元にプログラムして行く時に、
多種多様なプログラム言語を扱ったり、アルゴリズムを考えたり、
オブジェクト指向などコーティングする上での考え方や、
テクニックを身に着けていくことも楽しさの1つです。
■ソフトウェア開発に役立つ国家資格とは
●プロジェクトマネージャ
応用情報技術者の上位資格という位置づけで、
「プロジェクト責任者」に專門特化させた資格。
IT企業の求める資格として重要視されるため、
人気が高い資格と言えます。
●データベーススペシャリスト
応用情報技術者の上位資格という位置づけで、
「データベース」に專門特化させた資格。
今後需要の増える資格と言われています。
●システムアーキテクト
応用情報技術者の上位資格という位置づけで、
「システム設計」に專門特化させた資格。
プログラマーには一番目指欲しい資格です。
●ITサービスマネージャ
応用情報技術者の上位資格という位置づけで、
「ITサービスの運用」に專門特化させた資格。
「プロジェクトマネージャー」「ITストラテジスト」
など取得した後に目指すのが良いでしょう。
ソフトウェア開発の素晴らしさの1つは、多くを学び、
知る機会が常にあるということです。
異なるプログラミング言語やツールを試してみたり、
ソフトウェア開発の本を読んだり、
MOOC(大規模オープンオンライン講座)を受講したり。
こうしたことで、
ちょっとした改善ができるようになるだけでなく、
あなたの知識や能力に大きな違いとして現れます。
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