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体的で明確な目標設定と仕事の効率化
うあきらめない:目標設定!

 


近年、多くの職場で導入されている「目標管理制度」。会社に貢献するため、社員がそれぞれの目標を立て、その目標に向けて日々業務を進めていく。一見、会社の利益のために思えるが、目標を持って仕事をすることは自身の向上にもつながる。何を、いつまでに、どのように進めていくのかを常に把握していることで、効率よく作業を進めることができるのだ。しかし、仕事のほとんどがルーチン業務の場合、毎年新たに目標を設定し、その評価をしていくのも難しいかもしれない。そんな疑問を抱え始めた方のために、今一度、仕事と目標設定との関連性とその重要さを紹介しよう。

 

私たちは何故、目標を立てるのか。上述したように、会社への貢献と自身のステップアップのためでもあるが、逆の視点から見てもその重要性がわかる。例えば、毎日職場に通うが、惰性で何も考えずに仕事をしている、または、上司の指示に従うだけで、指示がないと自ら進んで仕事ができない。このように、自律性がなく、言われたことだけをしていれば、ロボットと同じだ。考えて

仕事をするからこそ、業務の不備や改善点が見つかる。その必要性がない仕事にどんな楽しみややりがいを見出すことができるだろう。目標を立てるということは、つまり、任された仕事に責任を持ち、自分自身で業務をコントロールできるということ。上司への報告はもちろん欠かさず、同時に自分に適した仕事のやり方で成果を上げていくことができるのだ。

 

それでは、どんな目標設定をしたらよいのだろうか。

 

目標は具体的に、そして明確にしたほうがよい。上司や社員の誰が見てもわかるようにするとともに、自分自身がその設定した目標に沿って業務を進めていけるようにしなければならない。例えば、「接客の向上」を目標としよう。これでは、どのようにして接客を向上させていくのかがわからない。現在の接客の状況、お客様の満足度、どのような接客を望んでいるのか、その期待に応えるにはどうすればよいのかなど、詳細に述べなければならない。目標を立てた当人がこれらを把握していないようでは、この目標を達成することは不可能であり、この目標設定自体が無意味なのでる。

 

より具体的で明確な目標にするには、言葉よりも数値を使うことをお勧めする。まず、現在の状況を把握し、改善しなければならない、または、改善できるところを見つけ出し、達成できる目標を立ててみる。職種にもよるが、「毎日4社を訪問し、新規契約を週3件取っていたが、今後は午前2社、午後3社を訪問し、週5件の新規契約を獲得する」、「毎日同じ量のデータ入力をしているが、1ファイルにつき、1分ずつ短縮していく」、または、「作業ミスの発生回数を1ヶ月で5件から3件まで減らす」など、数値を比較していくと、わかりやすい。

 

次は、これらの目標達成のために、さらにどのような目標を設定していけばよいかを考える。営業職で外回りをしている場合、オフィスでじっくり訪問先のリサーチをするのは難しい。また、訪問後の商談のまとめや、必要なデータをタイムリーに作成することも移動しながらでは困難だ。できることと、できないことを認識し、この場合は、営業サポートや事務にオフィスでの処理を任せることもできるだろう。このように、挫折する前に、どのようにしたら目標を達成できるかを考えていくとよいかもしれない。

 

ここまで目標設定について話してきたが、「努力目標」と困惑してはいけない。目標は達成可能でなければならない。現実とあまりにかけ離れたゴールを設定してしまうと、達成どころか、自信を失い、パフォーマンスが低下してしまう恐れがある。「最終目標」はもしかしたら達成が難しく思えるかもしれないが、その過程で達成できる小さな目標を設定・達成していくことで、最終目標に近づけるのだ。そして、それを励みに日々の仕事を楽しむことができるのだ。


供だって目標設定!

 

小・中・高の生徒が通う塾でも「目標設定」に力を入れているところがある。生徒が目指すゴールを考慮しながら、講師と保護者とで「成績目標」を立てていく。例えば、「○○高校に合格したい」生徒には、目指す高校に入れるような中間・期末テストの目標点数を設定させ、毎回授業をする前に、日報に記入させる。同時に、苦手な単元も書かせ、再認識させたうえでその日の授業を開始する。本人が自覚している苦手なところを克服することが、その日の目標になっているのだ。

 

 

中間や期末テストのない小学生も独自の目標を設定する。英語を勉強している小学生には、「単語テストで満点を取る」、国語の場合は、「漢字の書き取りで90点を取る」など、毎回の授業で行われるテストの目標点数を設定させていく。

 

ここで重要なのは、数値化だ。「テストでよい点数を取る」という曖昧な目標ではなく、英語の単語テストなのか、受け身や比較の文法テストなのか、70点なのか、80点なのか、具体的に目標を定めなければならない。

 

入試前に親は「落ち着け」と子供に伝える。だが、どうしたら落ち着けるのかわからない。そこで、「会場についたらトイレに行き、うがいをして、深呼吸を10回する。お水を少し飲み、飴を一つなめる。」など、詳細に伝えてみる。目標設定も同じだ。細かく設定していくことで、達成できる方法が見えていくのだ。


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