最近のシニア層はとにかく元気で若いと言われています。
実際、筆者が以前勤めていた会社で定年退職した男性も、まだまだ現役世代という印象でした。
当の本人に話を聞いたところ、やはり本人もそう思っている様子。体力も頭脳もまだまだ衰えていないのに、突然会社から放り出されてしまった・・・そんな心持のようでした。その男性とは、退職後一か月ほど経ってから飲みに行ったのですが、その際こんなことを言っていました。
「俺、今日、ここに来るまでに、電車に乗って来ただろ。実に一か月ぶりに。で、乗客を見ると、ああ、この人たちが働いて社会を回してる人たちなんだな~、って、今さらながらに思ったわけよ。自分が現役だった頃には全然気づかなかったけれど、ついこの間まで俺も社会を回す一員だったんだな~なんて、初めて気付いたんだよね。」
彼は毎日、体力作りのために川辺をランニングしたり、たまに登山をしたり、と過ごしていると言っていました。傍から見れば悠々自適のセカンドライフに見えますが、本人は自分の置かれた状況に全く慣れない、とこぼしていました。
何故、突然、そんな状況に自分が置かれることになってしまったのか?
その理由は年齢だけです。
実際のところ本人は老け込んでいないのに、社会から一方的に「あなたはもう老人の仲間入りをする時期です」と突きつけられてしまう。彼だけでなく、そういう杓子定規なやり方に疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
体力・知力には非常に大きな個人差があります。それはシニアに限ったことではないのに、なぜかシニアだけが年齢でばっさりと切られてしまう・・・。そういった状況に違和感を感じる人々が選ぶセカンドライフこそ、そう、「再就職」なのです。
従来のセカンドライフといえば、まさに「隠居」というイメージでした。いかに貯金を有効に使ってのんびり暮らすか?というものでした。しかし、それでは満足できない元気なシニア層がうなぎ上りに増加している現在では、既に「働く」というセカンドライフを選んでいる先鋭的シニアの前例がたくさんあります。
ひとつのパターンとしては、定年まで勤めた会社の再雇用制度を利用する方法があります。これは一般的ですね。
しかし、今はまだ元気でも、年齢を重ねているということ自体は事実です。そこを考慮して、今後体力が落ちてきたときでも続けられる仕事を選ぶ、という考え方もあります。また、既に十分に蓄えがあって、収入はお小遣い程度で構わない、という人がいたり、社会に貢献できるような遣り甲斐を求める人もいます。こういった仕事を選ぶために、パソコンだけで簡単に検索できる転職サイトの活用は実に有効です。
人生経験が豊富であるということや、仕事に関する専門知識があるということを積極的に活かして、充実のセカンドライフを目指したいですね。
先日ニュースで、小学生が通学途中に暴漢に襲われたところを、シニアの「通学見守り隊」のような仕事をする人が果敢に救った、という話もありました。
彼にインタビューすると、子どもの通学の安全を守るということだけではなく、周囲を通る様々な人々を見守っているということでした。毎日現場を通る中学生や高校生も、彼に元気よく挨拶していました。大人にも声掛けをしています。彼は地域全体の安全を守ることで、結果的に子どもを守れると考えているのです。そういった発想はやはり、豊かな社会経験からもたらされているものでしょう。
どういった大人、どういった人間でありたいのか?
そんな根本的な思いをもう一度、自分の心の中で整理してみる。そしてセカンドライフに反映させてみる。
それが良いセカンドライフを送るために有効なのかもしれませんね。
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