今回は、システムエンジニアの方が目指すべき資格についてご紹介してまいりたいと思います。
まず、システムエンジニアとは英語圏で私たちが使用するシステムエンジニアという意味で通用する英語ではなく、Software develper や Software engineer と呼ばれています。ライフラインやガソリンスタンドもそうですが、英語圏内の国で使われていない和製英語は本当に困ったものです。
さて話をもとにもどしますと、日本語の意味としては、シスエムエンジニアはソフトウェア開発者、あるいはソフトウェア技術者と訳すことができます。本来の意味としては、情報処理を行うコンピューター技術者ということになるでしょうか。いわゆるSEと呼ばれる人たちのことです。
そのシステムエンジニアの方が目指すべき資格についてご紹介していくにあたって、まず一番大事なスタートポイントのお話から始めたいと思います。
つまり、自分はどういう方向性を目指して、どんな技能をみにつけて、どのように将来なりたいのかということをまずある程度明確にしていく必要があります。
システムエンジニアに限らず、すべての資格について全く将来の方向性を考えてないという方は注意が必要です。自分の目指すゴール地点を逆算し、そのためにこれとこれが必要。だから、その時点において最適なものを一番いいタイミング、あるいはなるべく早めに取得するようにすることが何よりもまず重要です。
これを、システムエンジニアの資格について当てはめていきましょう。
将来自分は、マネジメント層をめざしていくのか、あるいはいっそのこと独立してやっていきたい、そうでないなら専門分野に特化したスペシャリストになりたいのかなど自分の方向性にあった資格の取得を行う必要があります。
特に、このシステムエンジニア向けであったり、パソコンや情報処理に関する資格はかなり細分化されており他の資格とは異なるところです。科目はたくさんあるけど、税理士の資格は税理士のみ。司法試験、司法書士、社会保険労務士、行政書士などわりと大きな括りの資格とは異なるのですからこの点は注意が必要です。
将来独立していきたいのなら、その際に評価してもらいやすい名刺に出したときにプラスになるようなものを取得しておけばいいのです。まさに名刺に入れたらプラスになるようなシステムエンジニア向けの資格の取得をピックアップして目指していけばいいのです。
とはいえ、ではどういうものを狙っていけばいいのかについての参考としてここから具体的な資格について触れていきたいと思います。
大きな目指すべきシステムエンジニア向けの資格は、なんといっても情報処理技術者試験だと思います。
情報処理技術者試験は、経済産業省が行っている資格になりますので、当然国家資格になります。民間や業界団体での資格ではありませんのでそういう意味でもグレードがあります。また、資格や試験そのものもグレードがあり、段階的に受験できるのもメリットです。
このグレードを上げていくのがこれからの将来のひとつの大きな目標として設定してみてはいかがでしょうか?
実際に情報処理技術者の試験は受験者数も多く、書籍や学校などでも講座が開かれており、システムエンジニア向けの資格としてはおすすめのものになります。
ここで一点だけ注意ですが、確かに国家資格ではなりませんが、民間の資格の中でもシステムエンジニア向けにベンダーなどが実施している資格はかなりハイクオリティーなものもあり、民間だから必ずだめというわけではなく、むしろ専門的で高度な内容を含み、マネジメントや独立の際に役立つ資格もある点はご注意ください。
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