それではシステムエンジニアの方向けのおすすめの資格である、情報処理技術者試験についてもう少し詳しく見ていきましょう。
システムエンジニア向けの資格は数あれど、この情報処理技術者試験はある意味で特別意味がある点はやはり国家資格ということでしょう。
また、かなり細かく細分化されていることからも取り組みやすく、また目指しやすい資格といえます。
スタートとしては、基本情報技術者試験があります。基本的な知識や技能を問う内容なので、初学者におすすめの資格といえるでしょう。
その次のステップとしては応用情報技術者試験があります。こちらは応用的な問題が問われ、先ほどの基本情報技術者よりも高度な内容になっています。
さらに、ここからより高度な知識や技能を問う情報処理技術者試験が専門分野ごとに分けれれています。
内容としては、ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャー試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、情報セキュリティースペシャリスト試験、ITサービスマネージャー試験、システム監査技術者試験の9つです。
この中から自分の専門や方向性にあったものを目指していくようにしてはどうでしょうか。
さきほどまでは、システムエンジニア向けの資格として情報処理技術者をご紹介してまいりましたが、今回はさらに踏み込んでふれてみたいとおもいます。
情報処理技術者試験の中にあるプロジェクトマネージャー試験はシステムエンジニアとしてはなるべく早く取りたい資格です。
システムエンジニアとしてのキャリアをスタートしたのであれば、次はマネジメントのポジションを目指していくからです。
また、マネジメントを取得しておけば、将来自分で独立する際にも役にたつでしょう。
この他、今度ニーズが高そうなのが情報セキュリティースペシャリストが上がってくるように思います。
しかし、いずれの資格を目指しても取得したらそれで終わりというわけではなく、常に新しい情報や知識を積み重ねていかねければなりません。
システムエンジニアとしての資格を目指すことも重要ですが、しっかりと経験を積んでいずれは上位の資格やポジションを獲得してください。
システムエンジニアの日本における待遇は、諸外国と比べて決していいものではありませんし、労働環境も過酷です。
もしも、転職するのであれば少しでも有利に運ぶためにぜひシステムエンジニア向けの資格にチャレンジして、よりよい環境を構築していくべきだと思います。