・終わりよければすべてよし。
金品の受け渡し。最後の行為がお客さんの印象に一番残ります。最後の印象がそのお店の全体の印象を決めるといっても過言ではありません。金品の受け渡しで気を付ける部分は、両手で行なうことです。意外にも忙しいと片手で行ってしまいがちですが、これは控えましょう。もちろん笑顔でレジ接客を。また重いものはそっと持ち上げ、ばたばた音をたてないことです。丁寧にゆっくりと持ち上げ、そっとレジ台に置きましょう。基本的なことですが、意外にできていない人が多いです。そしてみんなできていないこと。会計が終了するまで預かったお金はレジの中に入れないことです。つまりお金を置いてもらうトレイは全てで二つ必要になるわけです。お客さんがレジからでていくまでは、レジの中にいれるのは失礼となります。そしてまた忙しくても扉からお客さんが出るまでは、レジから離れるのはやめましょう。失礼となります。
そしてここが重要です。最後に、「食事は如何でございましたか」や、もし場所が分かりづらいお店ならば、「ここまでくるのに道わかりづらかったでしょう」などお客様とのコミュニケーションを率先して取るようにしましょう。そうすることによってお客さんの料理、レジ接客・サービスについての声、またはそのサービスに対するアドバイスを聞くこともできますし、何よりお客さんにプラスの印象を与えます。
タリーズコーヒー(カフェ)運営スタッフ【目指せ!バリスタ】 【カフェ接客★レジ接客★人と話すことが好きな方歓迎♪...
・レシートを渡さない、捨てるなどはもちろん論外。
サービスとしてレシートを渡さない、お客さん目の前で捨てるなど論外です。再訪はないでしょう。もし再訪する場合であってもそれはそこの価格が低価格だからなど、そのお店が魅力的だからという理由で再訪はしていないでしょう。レシートを渡さないスタッフがよくいますが、おそらくマニュアルにてレシートがそもそもどういったものなのかの教育がなされていないのかなと思います。レシートとは、代金の受取人が支払者に対して何らかの対価として金銭を受け取ったことを証明するために発行する書類です。
企業間で業務提携や業務委託の場合、契約書をとりかわしますよね。それはつまりお互いのトラブル防止のために、契約書をとりかわすのです。レシートをそれと一緒で、売買契約のときに必要な大切な書類なのです。なので例え安価なものであっても、もしその商品がたとえば不良品や食中毒を起こした飲食物であった場合、重要書類として扱われます。もしこのさいにレシートがない場合、明らかにお店側が不利になるのです。そのくらいレシートは重要なものです。
・ポイントカードやお得情報は漏らさず伝える
ポイントカードがあるお店はレジ接客の際に、お客さんにポイントカードの有無の確認、ある場合は会計でポイントカードを使用するか否か、ない場合はポイントカードを作るか否かを聞くのが必須となっています。ですが、コンビニやスーパーなどでは多くのポイントカードが使用できる場合が往々にしてあります。その場合、どれが一番お得かをお客さんに伝えることが重要なのですが、これが徹底されているお店はありませんよね。ここの部分をきちんと行うとお客さんから好印象を持たれます。また次では『○○ポイント使用できます』など、残額ポイントを伝えるのも必要になってきます。まずポイントの確認なんて、自分でする人なんてほとんどいませんからね。またお店独自のポイントも、きちんと伝えましょう。
【甲斐市】夕方18:00~勤務のスーパーのレジ業務♪経験者優遇! 【アルバイト・パート】 ...
レジ接客において、スピードは重要ではありません。重要なのは、お客さんのことに対して気を配れているか。あまりに忙しいと『早く帰ってほしいのかな』と印象を与えてしまい、余計にマイナスな印象を与えてしまいます。またレジというのは、一番スピードをあげられて、さらに一番それぞれのお客さんに同一の接客ができるポイントでもあります。ただこのレジで同一の接客をするのはNGです。なぜならば、お店がお客さんに価値(サービスやものを提供)を提供したものに対しての対価を払う瞬間だからです。もしここで無機質な機械のような接客をしたら、お客さんの機嫌を損ねてしまいます。もし以下のようなことで接客の質が下がっているようならば、教育やマニュアルに問題があります。
a少しくらい手を抜いてもいいか
bお客さんが支払うのは当たり前
cおなじ職場の人も自分と一緒のように働いている
d一生懸命働く意味がわからない。
e客の態度が悪いから、愛嬌をふりまく必要がない。
は怠慢、bは不遜、cは同質、d無気力e報復と言いかえることができます。
これらはスタッフの意識の問題もありますが、マニュアルが劣悪な場合こういったことが起きています。
忙しくても、心のこもったレジ接客に心がけましょう。