「テクノストレス」という名称は、1984年にアメリカの臨床心理学者クレイグ・ブロード氏が名づけたものです。
コンピュータを扱うことが原因で起きる精神的な失調症状の総称で、 コンピュータに適応できないために生じる『テクノ不安症』と、 過剰に適応したために生じる『テクノ依存症』の2つのタイプがあります。
◆テクノ不安症 コンピュータを扱うのが苦手な人が無理をして使うことによりストレスを感じ、 動悸・息切れ・肩こり・めまいなどの自律神経の失調や、鬱状態を引き起こします。 仕事で突然コンピュータを使わなければならなくなくなった中高年に多い症状です。
◆テクノ依存症 没頭しすぎることで現れる失調症状で、コンピュータがないと不安に感じたり、 人付き合いを煩わしいと感じるようになる症状。 コンピュータ愛好者の若い男性に多い傾向があります。
テクノ依存症になりやすい性格の傾向は、 執着気質、こり症、完全癖、二者択一思考、生真面目、人ぎらいなど。 こんな方は、長時間コンピュータ作業に熱中するために、 いろいろな心身の障害をきたすようになります。
下記のコンピュータ依存のサインに要注意。
<コンピュータ依存のサイン> ①自分の限界が分からなくなる ②時間の感覚がなくなる ③邪魔されるのが我慢出来なくなる ④あいまいさを受け入れられなくなる ⑤オン・オフ式の対話しか出来なくなる ⑥人と接することを嫌うようになる ⑦人を見下すようになる
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「テクノストレス」にならないために。目と体を休めるためには、バランスの良い食事を摂ることがとっても有効。
視力の低下を防ぐビタミンA、疲労を回復するビタミンB群、 免疫力を高めるビタミンCを積極的に摂りましょう。
椅子に座りながら出来る肩回しストレッチや、 温タオルを目の上に乗せてリラックスしてみるのもオススメ♪
そして、予防や治療のためには疲れをためないように、 どこに無理があったのかを知り、その無理を軽減・取り除いたりする事が大切です。
<テクノストレスの予防法> ①コンピュータに向かう時間を制限する ②頭の疲労を早くキャッチして休憩、休養をとる ③仕事を中断するときに頭をリフレッシュする ④毎日人と交流する場を持つ ⑤積極的に感情を出すようにする ⑥環境の転換、運動、自然に接する、森林浴、音楽療法などリラックスに努める etc…
コンピュータは確かに便利で人間よりも確実ですが、のめり込みすぎると 社会生活に支障をきたすことに…
コンピュータを始めとするデジタル機器を使わないと仕事が進まない現代。 適度なリフレッシュを心がけ上手につきあっていきましょう!
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