オフィスワークは、
どんな企業でも必要とされ、需要も高く、
また、働く側にとっても、
希望職種の上位にあげる人の多い人気の仕事です。
そもそも、「オフィスワーク」とは、
営業での外まわりや、現場での作業、
在宅で仕事をするのではなく、事務所内でする仕事のこと。
したがって、「オフィスワーク」と一言でいっても、
業界や部署によって、その職種はさまざま。
また、必要なスキルなども変わってきます。
全般的に、基本的なOAスキルが求められることが多いですが、
職種によっては、さらに、専門的知識も必要になる場合があります。
では、具体的には、オフィスワークにはどのような職種があり、
どのようなスキルが必要となるのでしょうか。
ここでは、数あるオフィスワークの中から、いくつかをご紹介します。
■一般事務
[仕事内容]
資料や契約書などの書類作成・ファイリングのほか、
電話・メール応対や、来客応対、データ入力・集計、
郵便物の仕分けなどを行います。
[必要なスキル]
特に資格などは必要ありませんが、
最低限、Excel・Wordなどの基本操作ができる必要があります。
電話・メール応対や、来客応対をする場合は、
敬語やビジネス会話、ビジネス文書・ビジネスマナーなどの
一般常識も身につけておきたいですね。
また、社内外の多くの人とやりとりをするため、
コミュニケーションスキルも重要です。
■営業事務
[仕事内容]
営業担当者のサポート役として、
商品の受発注・管理、在庫・納期管理、資料や請求書などの書類作成、
社内の会議資料や顧客へのプレゼンテーション資料の作成などを行います。
[必要なスキル]
資料や請求書などの書類作成のため、
Word・Excelのスキルは必須といえます。
また、会議やプレゼンテーション資料の作成を行う場合は、
PowerPointのスキル、
データベースで顧客情報などを管理している場合は、
Accessのスキルが求められる場合も。
ほかにも、営業担当者や顧客を理解し、
臨機応変に対応できるヒューマンスキルや
コミュニケーションスキルも大切です。
■人事事務
[仕事内容]
社員の給与・待遇、社員の異動や退職、昇進、評価などの管理、
新卒・中途採用などの採用活動を行います。
[必要なスキル]
労働法の知識があるといいでしょう。
また、衛生管理者や社会保険労務士の資格を取得すれば、
活躍の場も広がります。
人に関わる仕事なので、コミュニケーションスキルはもちろん、
個人情報を取り扱うので、機密保持ができることが必須です。
■総務事務
[仕事内容]
オフィスの備品や建物・設備の管理、福利厚生制度の整備、
冠婚葬祭対応、個人情報保護、防犯・防災対策、
社内イベントなどの企画運営を行います。
[必要なスキル]
特別な資格は必要ありません。
他部署と関わり合いながら、会社全体の管理を行うので、
情報収集力やコミュニケーションスキルが必要です。
また、備品管理などは、経費内でやりくりしなければならないので、
しっかりした金銭感覚や、業者との交渉力も求められます。
日商簿記や防火管理者の資格を取得すれば、
さらに業務の幅が広がります。
■経理事務
[仕事内容]
出入金管理や帳簿づけ、伝票整理、
決算表・貸借対照表・財務諸表などの作成を行います。
[必要なスキル]
未経験者にもチャンスはありますが、
有資格者、かつ実務経験者を求める企業がほとんど。
簿記検定2級以上を取得しておくと有利でしょう。
また、簿記同様に求められるのがExcel・Wordのスキル。
細かい数字を扱うので、注意深く、几帳面な人も
この仕事に向いています。
■受付
[仕事内容]
来訪者の応対・案内、代表電話の応対、お茶出し、
会議室予約などを行います。
[必要なスキル]
資格は必要ありませんが、企業の“顔”として、
高いビジネスマナー、笑顔やホスピタリティーが求められます。
社内の組織構成や担当者名はもちろん、
来訪者の顔や名前などを把握することが、
よりスムーズな対応をするために必要不可欠。
また、来訪者のイレギュラーな事態に対しての、
的確な判断力や臨機応変な対応力も重要です。
このほかにも、さまざまな職種がある「オフィスワーク」。
得意分野を活かして活躍できる、
あなたにぴったりのオフィスワークが見つかるはずです。
オフィスワークのいちばんのメリットとしては、
やはり、室内の快適な環境で、
落ち着いて、コツコツと仕事できることでしょうか。
一方、デメリットとしては、常に同じ環境に置かれるので、
運動不足になったり、気分転換がしにくく、
精神的ストレスの解消が難しいという面があります。
また、長時間、同じ姿勢でパソコンに向かうことが多いので、
目の疲れ、肩こりや腰痛などの症状に悩まされることも。
適度に休憩をし、目の運動や身体をストレッチする時間をとったり、
パソコンのモニターから出るブルーライトをカットし、
目の疲れを軽減してくれるメガネを使用したりするなど、
自分なりに対策をするといいでしょう。
仕事にストレスはつきものですが、できるだけストレスを感じずに、
自分の能力を最大限に発揮しながら、自分らしく、
快適に働けるオフィスワークを楽しみたいですね。
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