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暇の意義をもう一度考えよう
期休暇が日本に浸透しにくいのはなぜ?

バカンス取得が当たり前のフランス社会。

 

フランス人は『人生の一部として仕事があり、仕事=人生ではない』

『休暇を取って仕事以外のことを楽しみ、自分に刺激を与える時間を持つことは、

人としての当然の権利』だと考える人がほとんどのようです。

 

また、職場以外で形成できるスキルや、人脈作りも非常に重要とされるため、

バカンス休暇のような時間がフランス人には無くてはならないものなのです。

 

ですので、仕事が最優先されることはあまりなく、

逆に『決められた時間の中で成果を出せない人は、使えない』と考える傾向にあります。

 

一方、日本では「労働=美徳」という考え方が根深く、

長時間働く人を『働き者』として賞賛する傾向があります。

 

なぜならそこには高度経済成長期、

『働けば働いただけ利益を生み出すことができる』という経験をしたことも要因だと考えられます。

 

時が経った現在でも、その頃の価値観がいまだ労働者に根付いていること、

『社会が動いているのに、自分の会社だけ長く休んでいるわけにはいかない』

という経営者自身の考えがあり、

休暇取得に対する社会全体のコンセンサスが薄く、

長期休暇が馴染みにくい要因となっているのではないでしょうか。


ニークな休暇制度が普及

では実際、日本の企業の年間休日はどの位なのでしょうか?

世界の主要30か国、年間休日の多い国をランキングにしてみました。

 

1位 ロシア 40日間

2位 イタリア・スウェーデン 36日間

4位 フィンランド・フランス・ノルウェー・ブラジル 35日間

5位 デンマーク・スペイン 34日間

6位 コロンビア 33日間

20位 日本 26日間

30位 メキシコ 13日間

 

日本は26日間で20位という結果になりました。

また有給消化率も47.3%と低く、決して休日が多いとは言えません。

そこで昨今、新しい人材の確保や社員定着率の向上、

仕事のパフォーマンス向上を目的にした、

ユニークな休暇制度を設けている企業が多く見られるようになりました。

少しご紹介します。

 

■おかえりなさい休暇■ 高島屋

単身赴任者が、自分の子供の運動会や授業参観などの行事参加のため、

本宅に帰るための休暇

 

■エンタメ休暇■ gloops(ゲーム業界)

堂々と遊ぶための休暇

ハードな業種ならでこその取り組みです。

 

■アニバーサリー休暇■ リクルートエージェント

何の記念日であってもよく、「自分にご褒美」という理由でもOK。

連続して4日以上有給休暇を取得できる上、10万円も現金が貰えます。

 

■サプライズ休暇■ ㈱ギャプラス

他のメンバーに休暇の理由をプレゼンテーションし、賛同が得られれば取得できる休暇。

休む理由を他のメンバーに知ってもらうことで休暇が取りやすくなるという効果があり、

取得後も社内でのコミュニケーション作りのきっかけになるという相乗効果がある。

■おしゃれ半日休暇■

洋服を買いに行くことを目的とした半日の休暇制度

 

■ガンバレ休暇■ ルピナ中部工業株

休んだあとまたがんばって働いてほしいという意味ではなく、

がんばって休みを取ろう!という激励休暇。

 

ユニークな制度がたくさんあるのですね。

この他にもネットで検索すると、

さまざまな取り組み推進する企業が多くありました。

 

ワークライフバランスが重要視される中、

一人ひとりの労働者がメリハリのあるワークスタイルを築き上げ、

且つ生産性を向上させるために重要な取り組みなのですね、

 

今後このような取り組みが広がることに期待したいですね。

そして転職活動の際のチェック項目に追加してみてはいかがですか。

 

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