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10分で理解する管楽器

 

知ってるようで知らない管楽器のこと

~フルートって金管楽器じゃないの!?~

 

管楽器の種類

管楽器は金管楽器と木管楽器に大別されます。

金管楽器といえばトランペットやホルンなど、いわゆる「ラッパ」を思い浮かべる人も多いのでは?

では、木管楽器には何があるでしょうか。

木でできている楽器・・・クラリネット、オーボエ・・・?

実は、金や銀でできているフルートやサックスも木管楽器なんです。

あれ?じゃあ金管楽器と木管楽器の違いって?

 

それは「音の出し方」にあります。

 

金管楽器と木管楽器の違い

そもそも管楽器は震わせた息を楽器に通すことで音を出すのですが、

金管楽器はマウスピースという金属の部品につける唇を振動させ、木管楽器はリードという木でできた板を振動させて音を出します。

つまり、口元を見れば金管か木管かがわかるんです。

 

ただ、それ以上にわかりやすい見分け方があります。指の押さえ方です。

金管楽器の場合、マウスピースだけでも数種類の音を作ることは可能ですが

ピストンやロータリー、スライドなどの機構を使って様々な音が出るようにしています。

基本的にピストンやロータリーは3本~4本で、片手で押さえます。

一方、木管楽器は楽器に開けられている穴を押さえることで管の長さを変えて、音の高さを変えます。

リコーダーのように穴を直接指で押さえることもあれば、キーと呼ばれるシステムを使って穴をふさぐこともあります。

ここでリコーダーを思い浮かべて頂ければわかりやすいのですが、木管は右手も左手も穴を押さえるのが一般的です。

 

勿論、音色の違いもあります。

金管楽器は遠くまで響き渡る華やかな音色、木管楽器は俊敏な動きと繊細な音色が特徴です。

オーケストラではそれぞれの強みを生かしたパート分けになっており、

指揮者は全体のバランスをみて楽器・パート毎に音量やタッチを変えていきます。

 

 

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フルートの音の出る仕組み

ここで、ちょこっと詳しい方はある疑問にぶつかると思います。

「フルートって、リードもマウスピースもないよね?」

 

そうなんです。フルートは木管楽器のなかでもリードを使わない楽器なんです。

リード楽器と異なり、唄口のエッジ(縁)に息を当て上方向の空気の渦巻きと下方向の渦巻きとでできる摩擦音が音色になる仕組みで、

これを『エアリード』といいます。

(少し前に流行った『エアドラム』や『エアギター』とは違いますよ! これで音が出るんですから。)

 

知ってるようで知らない、フルートの仕組み

フルートといえば、森の中で少女が優雅に吹いているようなイメージがあるかもしれませんが、

実はかなりの肺活量が必要なんです。

それもそのはず、フルートの正しい唄口の位置は

「吹いた息が半分入って、半分出るポイント」なのですから。

つまり、吹いた息全部が楽器に入らないのでそれだけ吹き込みが必要ということです。

これは、金管楽器の中でも一番大きく、肺活量が必要なチューバと同等と言われています。

 

チューバと同等と言われてもイメージできないかもしれませんが、相当なものです。

というのも、チューバの管の長さは最長9メートル60センチ!

つまり、10メートル弱の管に息を通し続けるのと同じくらい息が必要ということです。

 

高音で可愛らしい響きのフルート、その裏には大変な努力があるんですね。

 

金管・木管の違い まとめ

では、最後に金管楽器と木管楽器の違いをおさらいしておきましょう。

☆ 息の入れ方が違う。マウスピースで唇を震わせるのが金管、リードを震わせるのが木管。

☆ 指の押さえ方が違う。片手で3本~4本のピストンやバルブを押さえるのが金管、両手で複数の穴やキーを押さえるのが木管。

☆ 音色が違う。遠くまでストレートに響くのが金管、繊細かつ柔らかく響くのが木管。

 

これであなたも「管楽器ツウ」ですね!

 

 

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