- 言葉で人と企業を結ぶ -

護の心はひとつ
看護師制度の行方

 

ここ数年、准看護師制度の廃止か継続かというニュースを耳にしました。

実際に神奈川県では2013年度をもって准看護師の養成を停止したとも…

その動向を少し探ってみました。

 

そもそも准看護師は戦後の看護婦不足の時代において、

できるだけ短期間に最低限の看護技術を身につけ

医療現場の即戦力となるよう養成されたもので、

都道府県知事の許可の元成り立っています。

それに対し厚生労働省が与える国家資格を持つ者を正看護師と呼びます。

 

これを前提に日本医師会の考え方と日本看護協会の考え方に相違が生じ、

准看護師養成制度を廃止しようとする動きが准看護師廃止問題です。

それぞれの考えを簡単に説明します。

 

●准看護師制度を守りたい日本医師会●

戦後深刻な看護師不足解消の為、

地域医療に積極的に取り組み守り支えてきたのが各地の医師会。

 

医師会が養成所を設置し、熱意と向上心をもった准看護師を輩出してきました。

現在においても個人病院やクリニックでは、准看護師が主な戦力となり活躍しています。

 

一方で、時代の変化により高度な医療を提供することを目的とし、

専門的な看護師を養成する正看護師を養成する時代となりつつあります。

 

そこで医師会側が懸念していることは、

地域に密着した初期医療や高齢者の療養分野で活躍する准護職の不足です。

国民が安心して暮らせる社会を作るためにも准看護師制度を守りたい。

これが日本医師会の主張です。

 

これに対し、

 

●一本化したい日本看護協会と政府の考え●

看護職向上の為、准看護師の方がさらに看護の現場で力を発揮できるよう

正看護師資格の取得を支援しているのが日本看護協会。

 

看護師の専門性を高め、地位向上のため資格の統一の必要を重視。

現在准看護師の方が正看護師資格を取得する為、

10年以上の経験を持つ准看護師は、2年間の通信課程を受けることで看護師への道が開かれています。

様々な面から看護師がイキイキと働き続ける為のサポートなどに力を注いでいるのが日本看護協会です。

 

双方の考え方の違いにより、准看護師の廃止がささやかれるようになり20年程になりますが、

ゆっくりと廃止への動きがある事は確かなようです。

 

しかし、准看護師の資格自体が廃止になるわけではありません。

今後は介護や福祉、保育などの分野で資格の一本化を含め、

人材の融合を検討している政府の動きもあるようなのでその動向を見守りましょう。

 

どちらにせよ表面的な地位向上や採算のみにとらわれた論議で終結するのでなく、

患者や現場で働く看護師の負担の少ない形で進めていってくれることを願ってやみません。

 


イチンゲールの功績

白衣の天使と言えば看護の歴史にとって欠かせない人物ナイチンゲール。

 

イギリスの上流階級の生まれである彼女は、

神から「私の元にて奉仕しなさい」という声を聞き、

当時忌み嫌われていた看護師に自分から志願し看護の勉強・訓練を受けました。

 

後にクリミア戦争が勃発。

彼女は数十人の看護師を引き連れ戦地へ赴き、

一日に1,200人もの兵士たちの手当てを行った。

 

幼い頃から数学と統計学が得意だった彼女は

コレラなどの伝染病が広まっていた院内で、

衛生環境の重要性を知らしめるため統計をまとめ、

その結果死亡率を引き下げるという功績を残し高い評価を受けた事は有名です。

統計グラフの様式は信憑性が高いとされ、今もなお活用されています。

 

人生を負傷者の看護にささげたナイチンゲールが後世に伝えたかったこと。

それは、

「看護には、新鮮な空気や清潔さなど、環境を整えることが重要」

と教えてくれたのです。

 

関連キーワードはこちら


医療現場の即戦力!准看護師サイトに関連する求人情報に興味のある方はこちらから関連企業一 覧もご覧下さい。
Indeedの求人

このページのトップへ