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チベーションアップのために!
利厚生とは

「福利厚生」とは、企業側が従業員に対して、通常の賃金・給与にプラスして

支給される非金銭報酬のことです。

 

目的は、経済的側面や精神面、施設面などの環境を整えるなど、

従業員の経済的保障を手厚くし、生活の向上を支援するすることにで、従業員の確保や定着、

勤労意欲や能率の向上などの効果を期待して、組織貢献度を高めることです。

 

また、「福利厚生」には、「法定福利」と「法定外福利」の2種類があります。

 

「法定福利」とは、法律で定められている福利厚生のことで、

健康保険・厚生年金・雇用保険・労災などの社会保険料の事業主が負担します。

 

「法定外福利」とは、企業が自らの意思と負担により任意で実施する福利厚生のことで、

交通費・社宅や寮・健康診断・育児支援・保養施設などがあります。

また、病院、文化や体育活動への援助、慰安旅行、制服や作業着の支給、退職金制度、

財形貯蓄制度、共済会制度から慶弔見舞金、住宅補助制度、能力開発補助制度など、

非常に幅広い項目があります。

 

この「法定外福利」が充実している企業は、従業員の事を大切にしてくれる企業という

イメージが強く、人気も高いのです。

取り組みの内容は企業によって様々ですが、一般的には大企業の方が

充実した福利厚生が用意されているようです。


んなに充実している福利厚生!

現在、国内には様々な企業があり、どの企業も従業員の経済的側面や精神面などを支援し、

様々な「福利厚生」を設けています。

 

そんな中、一風変わったユニークな「福利厚生」を導入している企業があります。

 

具体的にどんなものがあるのか、いくつか探ってみましょう。

 

【GMOインターネット株式会社】

「24時間飲食が無料のオープンスペース」が設けられています。

朝から夕方まではカフェ、お昼時はビュッフェ形式のランチを提供、

そして金曜日の夜はBARとして(お酒も無料)使用出来るのです。

また、24H体制のシフトで働く社員が利用出来るようにコンビニの自動販売機も設置されています。

 

【クックパッド株式会社】

社内に巨大キッチンが設けられています。

食材は会社が補充してくれて、お昼はみんなでランチを作って食べたり、

週2回はプロのシェフが料理をしてくれるなど、社員が率先して料理を楽しめる環境があります。

日本最大の料理サイトを運営する会社ならではの制度です。

 

【株式会社カヤック】

毎月の給料に、サイコロで出た目に応じて+αで給料がUPされます。

給料日の前日に全社員がサイコロを振り、月給×サイコロの出た目(%)がプラスされるのです。

人間の評価や運命を、最後の最後は天に託そうじゃないか!という、とてもユニークな制度です。

 

【株式会社チカラコーポレーション】

恋に破れた社員の心を癒やすために「失恋休暇」が設けられています。

失恋してしまったら、20代前半は1日、後半は2日、30代以上は3日間の有給休暇が取得出来ます。

客商売である美容師が失恋してテンションが下がったままお客さんの前に出ても仕方がない、

しっかり休んで元気になってから働くことが出来るように設けられています。

 

このように、企業はどうしたら従業員がモチベーションを持つことができるのかを考え、

自社独自のユニークな福利厚生施策を打ち出しています。

そして、優秀な人材の採用と定着に成果を出している企業も少なくないのです。


利厚生を見直す時代

価値観や雇用形態が多様化していく現代において、従業員のニーズも多様化しています。

特別にユニークな福利厚生を打ち出している魅力的な企業を除いては、

従業員全員に同じような福利厚生を提供されても、それぞれのニーズが多様化しすぎていて、

もはや満足することはないでしょうか。

 

そこで注目されているのが、「カフェテリアプラン」です。

「カフェテリアプラン」とは、企業が福利厚生費をポイントとして従業員に配分しています。

従業員はそのポイントを使って用意された福利厚生メニューから自分の希望する

福利厚生を自由に選んで利用するという制度です。

 

この制度では、従業員の多様化するニーズに対応することで、

従業員のやる気を高められ、さらには自分で選ぶことが出来るという満足感をも得られるのです。

 

近年では、福利厚生の代行会社が出てきたこともあり、そのポイントを企業が

管理するのではなく外部機関にアウトソースするケースも増えてきました。

企業にとっては手間がかからず、従業員のニーズに素早く応えることができるので、

今後益々導入するケースが増えてくると予測されています。

 

また、多様化するニーズに対応する対策のひとつに、

思い切って「福利厚生をやめてしまう!」という実例もあります。

非常に極端な例ではありますが、

福利厚生費を「全額給与支払い」にすることが、福利厚生に繋がるという考えで

実施されました。

 

過去には、福利厚生施設があることが魅力と感じる時代もありましたが、

今では福利厚生そのものに魅力を感じない従業員もいます。

 

これまでに挙げたように、ユニークな福利厚生、カフェテリアプラン、

福利厚生の廃止など福利厚生のあり方も様々です。

 

求める「福利厚生の充実」について見直してみる良い機会ではないでしょうか。

 

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