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イオ薬のススメ
イオ薬のススメ

バイオ薬という言葉を聞いたことがありますか?その定義は広いもののようです。

バイオ薬とは、例えば遺伝子組み換え技術によって得たホルモン、酵素、抗体等のタンパク質の性質を持った医薬品のことを指します。

また、いわゆる遺伝子治療に用いるために作られた遺伝子組み換えウィルスのことをバイオ薬と呼ぶ場合もあるようです。

他にも、やけどの時に使う培養皮膚と呼ばれるものは、元々皮膚の細胞を増殖させて作り出したものなので、これもバイオ薬と呼ばれます。これはちょっと変化球です。

それ以外にも実に幅広いものをバイオ薬と呼ぶようです。RNAやDNAの断片を用いた、核酸性医薬品と呼ばれるものもバイオ薬の内のひとつ。素人にはかなり難しいですね。

ちなみに日本で最初にバイオ医薬品が承認されたは、1985年、組み換えDNA技術によるヒトインスリンだったそう。もう30年近く前にバイオ薬の技術が確立されていたとは驚きです。1980年代は、バイオテクノロジーにおける「三種の神器」と呼ばれる技術、つまり塩基配列を解読する「シークエンス」、遺伝子組み換え技術、DNAを増幅する「PCR法」の3つが揃った時期です。その結果、組み換えDNA技術による人インスリンが開発されたのです。

「三種の神器」の誕生で、それまでは生体からわずかしか得られなかった有用なタンパク質を、大腸菌や酵母に大量生産させることが可能になりました。その一部は医薬品に応用されるようになり、その結果として「バイオ医薬品」という新たな領域をもたらすことになったのです。

そして現在では、バイオ医薬品の研究開発は激しい国際競争となっているようです。

 

医療の進歩に多大な貢献を果たしたバイオ薬の登場と発展。非常に興味深い、と感じた人は、是非バイオ薬に関わる仕事に就くことを検討してみてはいかがでしょうか?バイオ薬は人類の歴史にとって非常に重要な役割を持った存在です。仕事としてバイオ薬に関わることは、遣り甲斐も大きいのではないでしょうか。

理系の出身の人であれば、大学等でバイオ分野について学んだ経験がある人もいるでしょう。そういった人々は当然、バイオ薬についての知識が元々ありますし、それについて興味があれば研究職などを目指して就職活動することが可能です。では、文系出身だったり、バイオ系の知識はほとんど無い、という人でも、バイオ薬に関わるような仕事に就くことは可能なのでしょうか?

方法としては、例えばMR(エムアール)という職種を選ぶという選択。MRというのは、簡単に言うと製薬会社の営業職。病院などを訪れて、主に医師に対して医薬品についての情報提供を行い、同時に自社商品を売り込みます。職業柄、薬剤師や医療系の資格を持った人が採用されるケースが多いのですが、中には文系出身でもやる気があればOK、としている製薬会社もあるので、積極的に探してみましょう。ただし、MR専門の試験がありますので、その取得が条件となります。これは入社後に取得可能な場合がほとんどですので必要以上に身構える必要はありませんが、非常に難しい内容となりますので覚悟が必要です。MR試験に合格しなければ退職になる、という場合も多いので、必ず一発合格できる自信がないといけません。

晴れて製薬会社に入社し、MR試験に合格したら、バイオ薬に関わる仕事が発生するのを楽しみにしましょう。製薬会社ごとに規模も違いますし、得意分野も違います。バイオ薬の開発に力を入れている製薬会社に就職すれば、バイオ薬を販売するケースに数多く恵まれます。つまり、どういった製薬会社を受験するか決める際に、バイオ薬開発に力を入れている製薬会社を調べ、選んで受験することが非常に重要になります。

 

 

 

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