週末起業が人気になっている今日この頃ですが、アプリ開発のお仕事も副業で行いやすいもののひとつです。
理由は、クラウドソーシングなどでお仕事の募集がけっこう多いという実績もさることながら個人が請負安い契約体系であるということ、個人で完結しやすいという点からも企業側としてもコスト削減の関係から依頼しやすいのです。
では、副業としてアプリ開発を行う場合はどのような点に注意すればよいのでしょうか?
企業としてアプリ開発を受注する場合は、営業担当のスタッフが依頼主から細かにヒアリングしてくる場合がほどんどなので先方のニーズやアプリ開発によってどのようなKPIを設定しているかなどアプリ開発背景を理解することができます。
これに対して、週末起業など個人でアプリ開発を請け負う場合はすべてを自分で行うことが多いためすべてを自分で行わなければなりません。
特に注意すべき点として、どういう効果を狙って、どういう意図で、どういうことを達成するために、どういう品質や方向性でアプリの開発をする必要があるかという点をしっかりと依頼主からヒアリングして開発の段階でそれらを反映することです。
依頼する企業側の記入している説明の文章もかなりざっくりしてしまっている場合が多く、このままスタートしてしまって大丈夫なのだろうか?とこちらが心配になってしまうものも少なくありません。自分たちはこれまで当該企業や製品に関わっているので当然だと思っていることも、外部からみれば当然のことではありません。こちらから疑問点を洗い出してなんどかやり取りをしないとミスマッチの内容になってしまう可能性が少なくありません。
普段の業務でアプリ開発をしている方であれば、なおさら自分の勝手な判断ですすめていかないようにしなければお互い不幸な結果になってしまいます。
アプリ開発と言えどもの作りですから、自分の思い込みや思い入れを反映すればいいのではなく、先方が真に欲するものを提供することがなによりも重要なのです。
そのためにも、アプリ開発の事前段階の綿密なヒアリングがとても重要になるのです。
このように指摘すると、そんなこと当然だ、当たり前のことなんだからいわれなくてもわかっているとお叱りを受けるかもしれませんがこれが副業としてアプリ開発をするときの一番陥りがちなポイントでもあるのです。
チームとして仕事をするのか、個人で仕事をするのかの大きな違いとなって現れるのが、こういったコミュニケーションの流れなのです。
特にクラウドソーシングなどで、ウェブだけのお付き合いになると下手をすればメールだけのやり取り、あるいはスカイプなどを活用したビデオ会議程度のコミュニケーションしかとれない場合が一番危険です。
制約がある中で、業務を行わなければならないのでむつかしいとは思うのですが、できれば直接当該アプリの開発の必要性やニーズについての打ち合わせを行いたいものです。
もしも、直接面談することが難しいのであればせめて当該企業の他のサービスを見たり、利用するなどしてテイストを合わせるといった事前準備の上でメールやテレビ会議などを行うようにするべきです。
このように一歩間違えるとルーチンワークに陥りがちなのが週末起業や副業であって、アプリ開発においても例外ではありません。
アプリ開発そのものがかなり急増している中で、時間をかけて細かい内容調整がより重要なのです。
その仕事ぶりがいつか、他の副業でアプリ開発を行っているコンペティターとの差別化になるのです。
あまりにもベーシックなことをはじめにご紹介してしまって恐縮ではありますが、副業であろうとそうでなかろうとものを作る仕事に違いはありません。
きちんと目的やポリシーをもって取り組んでいただきたいと思います。
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